あれから6年。その日の事をよく覚えています。朝起きてから、揺れを感じテレビ中継を見て、そして数日間 映画のコマ送りのように覚えています。被災者の人の事を思うと痛みます。
何が出来るかと問われても 忘れないことも、できる事の一つでは。
目に見える復旧は進んでいますが、目に見えない人の気持ちと、放射能は難しい。
3月6日に、NHKBS放送 世界のドキュメンタリー「チェルノブイリ 鋼鉄シェルタープロジェクトの全て」と題して、放映されました。
1986年4.26 ウクライナ、チェノブイリ原発事故後、放射能拡散を防ぐシェルターが老朽化したので、新たに、シェルター作成の世界規模のプロジェクトのドキュメントです。シェルターは、通称石館 原発を覆い、放射能拡散を防ぐ覆いです。放射能防御は、目に見えないものとの長い戦いです。
3月1日は、多くの学校で卒業式でした。
卒園式を含めれば、4回あったのですが。自分ではない卒業式で印象に残るのを記します。以前、佐奈川の遊歩道を散歩していたら、向こうからD中学校の女子生徒が3人楽しそうに来る。制服の胸ポケットに、小さな花束が。卒業生と思い、おめでとうと言ったら、ニッコリして、おじさんにあげると花束とくれました。そして、楽しそうに3人で去って行きました。
子どもの入学式と、卒業式は母親にまかせていましたが、二男の高校卒業式は夫婦で参列。子ども、これから自立するとの思いで卒業式に参列。本日の新聞には、統合する新城H高校の卒業式記事があり、校長先生のメッセージは知りませんが、二男の校長メッセージは今でも覚えています。
「父兄の皆さま、子どもは自分の思う通りにはいきません。子どもには子どもの思いがあるのです。私も子育てには失敗しました。どうか、見守ってください。」との趣旨だと記憶しています。