庭の柿の木が熟してきました。柿を眺めて満足 少し採って食べ 秋が深くなれば、メジロの大群が押し寄せ、啄むのは圧巻 それが楽しみです。
この時期の、柿の実をみると、高村薫の小説 照柿を思い浮かべます。以前は、こんな長編小説が読めたのにと もう過去形。
照柿(テリガキ)は、赤みがかった濃い橙色 あるいは 熟した柿の実の色と称されています。小説は「照柿色に染まった男と女の魂の炎」とフレーズがあるように、高村薫の代表作です。
夕陽を受けて、果皮が朱に輝き、果肉がとろりとした頃が 毎年楽しみにしている 私の照柿です。
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