被災者の言葉に、普通のことができる事が幸せと語っていました。今日一日は、穏やかに前向きに過ごそうと思いました。
午前中は、今年初めての、畑の雑草のトラクターでの撹拌2時間。家庭菜園の春野菜の場所も整いました。オリーヴの苗木3本植える。割り箸のような可愛さ。いずれ、大きく背丈を超えるか、ささやかな記念樹です。
そして午後は、「ひかりの羽化と越境」と題した絵画展へ
伊藤香織さんは、愛知教育大学美術科卒、現展会員
伊藤志帆さんは、武蔵野美術大学大学院日本画コース終了の画家です。親子です。
広いと思っているギャラリーも作品が揃うと狭く感じられる程の、力量のある大作です。
圧巻は、伊藤志帆さんの風力発電風景を描いた作品。壁面一杯を占める作品です。作品大きいゆえに素晴らしいではないですが大好きです。緻密に描き込まれていて、細部と共に遠くから見ても構図の揺るぎがなく、見ていて飽きない。モチーフが感じられる絵は、それが感じられた時に感動する。大きいから感動するのではないのです。感動は作品の内部に込められているのでは。自分がオーディオをしていると、いい音は、音の空気感と言い表しますが、作品はその場の空気をかえるものがあります、そして作品本体にも空気感が感じられました。
伊藤香織さんの作品は、多様なひかりが、画面に描かれていました。優しい色あいと、光の表現、孫を描いた作品 子どもの眼が輝いていた。作家の愛情と、技量を感じました。自分には描けない作品です。そして、額縁とのマッチングが良い。額縁も作品、センスの良さを感じました。一見です。
画家の、毎日描いていますか? との問いかけ。時折ですと小声で返事。これらの作品が一日で描けるとは思いません。日々キャンバスに向かっているはず。こころざしと、目指す高みが違う。私も、1日一本の線を描かなくては。
2014.3.11(火)~16日(日)9:00~17:00
ギャラリー炭焼 豊川市東上町 0533-93-6006
土日は2人の作家 在廊です。