近所のスーパーに、「2月3日は節分 どんな顔したおにのえがかけたかな」
と題して、児童たちの作品が展示されていました。どれも良い。
作品中の、好きな鬼さんの絵を2点紹介します。
最初の絵は、線が生きている、絵が生きている。枠を飛び出しそうな勢いで、下書きはなし。好きだ。
子どもの作品展で、印刷した同じ線を書いた絵に色を塗る、いわゆる塗り絵があるが、今回のように、曲がった線でも、ひたすら自分の線をひくことから始めたほうが良いのでは。子どもは、塗り絵はあまりしないほうが・・・ 絵は、自分の個性がなければ。
2枚目の絵は、鬼が笑っている。鬼は大きな眼をして、口を開けて睨んでいるというイメージがあるが、眼を閉じて、笑っている鬼は、この一点のみ。鬼のように見たことがないものは、様ざまな想像力があっていいのではないか。
子どもの絵は、上手に描こうという気持ちがないのが好きだ。
絵の知識が増えるにつれ、欲が出て絵に品がなくなることもある。下手でもいい自分の線と色 そして、アイデンティティがあればと、自戒をこめて。