春になると聴く歌があります。はるうたや,卒業SONGも好きですが、「三月のうた」がマイベストです。3月になると、しみじみ聴きいっています。歌詞に込められた思いが、人それぞれにあり、そして3月に聴くたびに 詩人のことばの深さを感じます。
加藤登紀子、波多野睦美、石川セリのCDに入っています。皆 個性あふれるシンガーですので、聴き比べも楽しいです。加藤登紀子さんの、語る歌い 石川セリさんの、アンニュイさも好きですが、私は、波多野睦美さんの、透き通ったメゾソプラノの歌唱が好きです。
三月のうた 谷川俊太郎作詞 武満徹作曲
わたしは花を捨てて行く ものみな芽吹く三月に
わたしは道を捨てて行く 子等のかけだす三月に
わたしは愛だけを抱いて行く よろこびとおそれとおまえ
おまえの笑う三月に